12/15に大阪にてインフルエンサー*JIPCのイベントが共催されました。
この日は著名インフルエンサーのしんぽい さんと東京からはJIPCの各社の皆様約30名、インフルエンサー60名、そしてクライアント企業としては三井住友カード様が登壇され、盛会となっておりました。そちらの模様は別途エントリーを書くとして、今回はJIPCで事務局広報委員を務める佐藤向次郎(株式会社Mass Minority)がインタビュワーとしておこなった対談の内容をお送りします。普段からやりとりをしている2人がナカナカに突っ込んだ内容をお話ししていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
佐藤(向):早速ですが・・インフルエンサーとして活動したキッカケって何だったんですか?
しんぽい: 7年前ぐらいなんですけど・・本業の収入が3分の1になったんですよ。ま、色々な事情があって急に。当時テレビ関係の仕事をしていたのですが、収入が減ったことにより、家族を養うって事が厳しいほどの状況になってしまって・・。それまでは海外旅行に毎年誕生日に連れて行けてたのが、ラーメン1杯でお財布が・・という位に生活レベルが落ちたんですよ・・・。
これはまずいぞっ、となって・・でも仕事は収入は減ったとは言え忙しいじゃないですか。そんな中、隙間時間で何ができるかという事でポイ活をインターネット検索で見つけて・・。隙間時間で稼げると。で、自分がやってみてから同じ様な環境の人に教えてあげないと、と思って。やっぱり収入が上がらない時代なんで発信を始めたところ・・今に至るって感じですね。
佐藤(向):なるほどな。ちょっと込み入った質問ですが・・最初はどれぐらいの収入から始まったんですか?!(笑)
しんぽい :1番最初はほんと自己アフィリエイトで月に25万円ですね。これは大きかったですね・・もうラーメン1杯がなかなか厳しいっていう状況だったので。本当に助かりました。その時の思い出なんですが・・実は家族と動物園で大喧嘩をした事があって・・ラーメン代もやばい時に・・もう動物園のライオンとか猛獣のやりあいみたいな(笑)その日は家族の誕生日だったんですけど・・家族にこんなことしかできない僕を、ほんとごめんなさい!みたいな・・なんかね、気持ちがバーって家族の前で出ちゃった事があって・・その動物園にはもう行きたくない位の思い出ですね(笑)そんな時にポイ活ってキーワードがネット検索で出てきて・・インフルエンサーになると・・。そうそう・・それまでは実は僕は現金派だったんです!
佐藤(向):え?!それはクレジットカードを複数枚持って使い分けている今の姿からは想像できないですね!?(笑)
しんぽい:なんで、実は僕はまだキャッシュレス7年目くらいなんですよ。その時までお金に困ったって事がなかったんです。何も考えずにいつも存在する物として使ってしまっていたので。
佐藤(向):しんぽいさんは倹約家なイメージがあったので、そういう過去にビックリです!
しんぽい:いやいや、倹約家ではないですよ。人に使っちゃうんです(笑) そっちでバラ撒いちゃうんです。そこセーブすればいいのに。人に使う事で心が満たされると言うか・・。
佐藤(向):それ何か・・マズローの欲求の階段あがっちゃってる感じがしますね(笑)
しんぽい:そうですか!?(笑)だから・・実はインフルエンサー活動も・・あんまりビジネスビジネスって感じではないんです。だから、こっちの案件でマネタイズが凄いよって言われても自分のスタイルとは違うと思ってスルーしたりもしています。
佐藤(向):あ、なるほど。ちょっとまあ、じゃ、実は次の質問はインフルエンサーとして気をつけてるところはなんですか!?っていう質問だったんですけど、そこはもうまさに!今のところなんですか!?
しんぽい:そうですね。僕もやっぱり僕個人としてやってるので、情報の精査っていうのも必要なんですけど。お得な情報はスピード命っていうのもあるので。そこは嗅覚ですね(笑)これがお得なのかを嗅ぎ分けないと。発信者としてフォロワーが8万人を超えているので、そこは情報の精査をホント気を付けないと・・ですよね。
佐藤(向):しんぽいさんはスピードの部分と、本当に良い情報なのか・・そのバランスをすごく気をつけてるっていうか・・ 質の部分というか、本当にお得なのかの部分って、どういうふうに判断してますかっていうところを知りたいです。
しんぽい:まずはネット検索をして・・やっぱり自分でもユーザーと同じようにレビューを確認したりとか・・一瞬これは凄いお得だぞっと持っても、検索したりしてレビューを調査をすると、実は評判がよくない案件もあったりするので・・僕がSNSで発信してしまった後にフォロワーさんがそれを見てしまってはいけないですよね・・。
あとは・・サブスクサービスの解約を情報として発信っていうのも・・ま、最近、そういった傾向がやっぱりポイ活系のインフルエンサー全体としても出てきてしまってますよね。ポイ活のインフルエンサーは・・どうしてもポイント目当ての発信をしてしまったり・・ま、サービス側にも問題あるのかもしれないんです。僕としては。使いたければ、結局、ポイントフックで広告をスタートしても、利用継続するとも思います。オイシックスさんとか僕は今も使ってます!
佐藤(向):そうですよね。、JIPCの立場で・・この市場を見ていくと、結局、ポイントサイトのポイントの原資って、広告主企業様が出している広告費なので、 補完関係に持っていかないとと思いますね。ポイントメディアへの広告出稿っていうものが、先細ってしまうっては意味がないので。全体的に市場のパイを大きくしていくためには、安心、安全な運用や出稿を今回の様なイベントの形でインフルエンサーの皆様にも啓蒙していきたいですね。
しんぽい:はい、それはもう、間違いないですね。我々はプレイヤーなんで、発信の中でそこを汲み取って、やっぱり今後も業界を盛り上げていきたいですね。市場はおそらく今後も伸びていくとは思ってはいるんですけど、プラスアルファ大事な部分ではあると思います!
佐藤(向):そこら辺りのところは今後更にレピュテーションリスクは大事な部分だと思うのでご一緒していきましょう。
そうあと、ちょっと次の質問に行くとですね、今の業界に関する懸念事項や今後の展望とかっていうものをちょっとお聞きしたいんですけど。
しんぽい: 今言った通り、ま、そうですね。業界自体は伸びていくとは思います。ポイントサイトっていう視点で見ると、 ポイントサイトが今、企業から個人に力が移りつつある。そこに焦点を当てていくのが今後の展望です。個に力が出てきてるので。ポイントサイトを経由せず依頼が来る広告案件も出てきていて、その辺りが2024年はテーマかな・・と思っています。
佐藤(向):コロナ以降、クラウドソーシングが急激に伸びたり、オンラインMTGがスタンダードになったりとか・・財務や法務もアウトソースできて・・という時代で、オフィスを持たない会社が増えてて・・より個が力を持っていくっていうのは共感します。
しんぽい:今後の展望なんですけど、今はSNSアカウントとしては、 X(twitter)と、instagram、YouTube(いまはやっていないですけど)、LINE@、LINEオープンチャット2つでやってるんですけど。今後はinstagramにフルコミットしていきます。今まで僕1人だけ・・個人で戦ってきたんですね。まあ、そこを現在7人でやってて、そこを更に増やしていきます。今全員をinstagramの船に乗せている感じですね!
佐藤(向):7人の方々はどういった役割ですか?!
しんぽい:役割的には。今いるのが instagramの台本製作。これが今4人ですね。で、みんな得意分野も別々なんです。そしてこれからまた2人採用するんですよ。全体で台本製作が6人なんですけど。あと現在デザインをする方と、instagramでは僕がマリオの姿になっているので、その時のバックなどのAI生成の担当者が1人です!
佐藤(向):おぉ。得意分野も広がって投稿の質も上がっていきそうですね!なんかそのままYouTubeにも広げていけそうな布陣じゃないですか!?
しんぽい:やっちゃいますか!?いやいやいや。でも、お得と言えばしんぽいさんのinstagramのアカウント見れば基本は知れるよね・・という様な間口になっていきたいですね。
佐藤(向):いいですね!わかりました。ありがとうございます。あとはもう1つ、ポイントサイトには、何か今後、 要望というか、こんな風にやってったらどうなんだろうねっていう、提案などがありますでしょうか?!
しんぽい:今って正直、サイトが似たり寄ったり、とは思うんです。結局、ポイントの高還元の争いにここ数年ずっと来てるいると思うんですけど。今いらっしゃる既存ユーザーを大切にする、というコンテンツを増やしたらな・・と思うんです。新規ユーザーを獲得するキャンペーンをやってるポイントメディア さんが多いんですけど。何年も前からメディア企業の皆さんには言ってるんですが。参加するだけで、追加でポイントもらえるみたいな・・コンテンツをもっと欲しいなっていう。新規の取り込むキャンペーンでドカンと会員を増やすよりも、そういった事をして頂けた方が良いのではないかな?!と思いますね。