ポイントのチカラ 〜いまこそ、ポイントサイトにできること〜
ポイントサイトという仕組みが誕生して、10数年余り。しかし、いまではたくさんの人たちに支持され、大きく発展することができました。そこでポイントサイト運営各社は、少しでも社会に貢献したいという想いから、数年前より「ポイント募金」の仕組みをスタート。インターネットを利用した、ポイントによる手軽な募金の提案を行っています。利用者も年々増え、ポイントのチカラで社会に貢献する意識はかなり広まってきています。いま注目される、まったく新しい社会貢献スタイル「ポイント募金」の詳細を、3回連載でお届けします!
〜第1回〜
総額1億8000万円! ポイント募金で社会貢献
JIPC加盟企業による被災地支援
東日本大震災から丸6年。未だ多くの方が厳しい状況に置かれています。昨年4月の熊本地震による影響も大きく、継続的な支援を必要としています。そんな被災地の救援活動を支援するため、JIPCには、自社が運営するポイントサイト内で募金活動を実施している加盟企業が少なくありません。
JIPCの取りまとめによりますと、加盟企業(全21社)のなかで募金活動を実施した加盟企業の募金額を合算した総額は、2017年1月17日時点で以下の通りです。
東日本大震災 157,212,802円 実施14社(1社平均 約1,100万円)
熊本地震 23,609,185円 実施12社(1社平均 約200万円)
両被災地の救援活動に対し、トータルでおよそ1億8千万円の募金が集まりました。
実施各社は震災後すぐに、両震災に対応する「ポイント募金」の仕組みを立ち上げ、現在に至るまで継続して行いました。その結果、これだけの募金額に達することができました。
東日本大震災で残った奇跡の一本松と、震災後の熊本城の様子。復興に向けた支援を「ポイント募金」を通して行いました。
「ポイント募金」とはなにか?
「ポイント募金」とは、各ポイントサイトに会員登録しているユーザーの皆様が、サービスを利用、または商品を購入したときに得たポイントを現金換算(1ポイント=1円など)して、さまざまな支援活動に募金として寄付できる仕組みのことです。地震などの自然災害以外にも募金を必要としている活動は多く、ポイントサイトユーザ—は自分で選択し支援を行うことができます。
ポイントサイト利用時に貯まったポイントは、現金換算して使用することができます。
「ポイント募金」の優れた特徴とは?
ポイント募金には大きく2つの利点があります。
①インターネット環境があれば、いつでもどこでも手軽に募金!
現金を寄付しようと思えば、募金箱を設置している場所まで出向いて行かなければなりません。オンライン募金の場合でも、銀行口座やクレジットカードの番号を入力する手間がかかります。
ポイント募金は、会員登録済みのポイントサイトにPCやスマートフォンからログインして、手持ちのポイントをサイト内で募金するだけ。2〜3分の時間さえあれば、いつでもどこでも簡単に募金することができます。
②心理的負担が少なく、気負わず募金!
ポイントサイトを利用しているユーザー会員のなかには、所有しているポイントを“おまけ”と捉えている方が少なくありません。
サービスの利用、または商品の購入時にいつの間にか貯まっているポイント。つまり、ポイント=おまけという気楽さから、手持ちの現金やクレジットカードでの募金よりも心理的な負担を感じることなく、気負わずに寄付できるという声が多く聞かれます。
それに、ユーザー一人ひとりにとっては、おまけとも言える小さなポイント=募金額かもしれませんが、たくさんのユーザーの気持ちが集まることで、まとまった金額として募金することができます。ひとり一人は小さな金額でも、たくさんのユーザーが結集することで、大きなチカラとなることを実感できる。これも「ポイント募金」の特徴と言えるかもしれません。
いつでもどこでも気軽に行えるのが「ポイント募金」の良いところです。
JIPC加盟企業のひとつである株式会社オズビジョンが、運営サイトの「ハピタス」にて、ポイント募金実施ユーザーを対象に行ったアンケートでも、次のようなご意見が寄せられています。
【ポイント募金に寄付した理由(抜粋)】
「わざわざ募金先を探すまでもなく、ハピタスのおかげで簡単に募金が出来た」
「出かけなくても寄付できるから。今後も大きな災害があったらやってほしい」
「振込よりも手軽に募金ができるので。とてもありがたかった」
「ポイント募金だと手軽にできるので、多くの支援が可能だと思います」
「手持ちのお金を使わず、しかも少額でも寄付ができるから」
「1ポイントから募金できるのがよかったです」
「ささやかな金額なので、他所では募金しにくい。そんなささやかな気持ちを伝える場の提供は良いことだと思います」
「ポイントならば、出来る分だけ気軽に簡単に寄付できます」
「なかなか募金などに回せるお金がないなか、ポイントを遠慮なく募金に回せることができてよかった」
「現金での募金も行うが、ポイントは実生活で使用する金額と考えておらず、自分に影響が少ないと思ったから」
アンケートタイトル:ハピタス「熊本地震・ポイント募金」に関するアンケート
実施期間:2016年6月7日18時~6月13日23時59分
調査対象者:募金実施ユーザー
アンケート配信数:3980
アンケート配信方法:メッセージページ
回答者予定数:1000
回答者数:611(回答率15.4%)
ポイント募金はどのように活用されているのか?
ポイント募金を通してユーザーの皆様からお寄せいただいたご厚意は、日本赤十字社や公益社団法人Civic Forceなどを通じて各支援活動に充てられています。なお、東日本大震災などに対するポイント募金による支援活動の様子は、連載3回目で紹介予定。まずはその前に、次回は、JIPC加盟企業の社会貢献の具体例をご紹介します。どうぞ、お楽しみに。
<次回に続く>
2017年3月11日をもって、東日本大震災から丸6年が経過いたします。被災された皆様に改めてお見舞い申し上げます。皆様のご健康と、安心して生活できる環境が一日も早く整いますことを心より祈念いたします。
また、2016年4月14日より相次いで発生した、熊本地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災した地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。